作り置きの食中毒リスクは高い? 食中毒予防の観点から検証してみる

家事
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この記事では、食中毒予防の観点から見て作り置きおかずにはどのようなリスクがあるのかを検討しています。

作り置きおかずは食中毒リスクが高い?

作り置きおかずのイメージ

作り置きおかずや常備菜は、主婦の習慣として一般的です。その一方で、作り置きに拒否感を覚える人も少なくありません。

なぜ人々の反応にこうも差があるのか?

その理由の一つとして浮上するのは、作り置きおかずや常備菜に付きまとう“お腹壊しそうなイメージ”です。

作り置きおかずは、出来立てのおかずよりも調理から食べるまでに時間がかかります。

たしかに危ないかも…?

ということで、実際にリスクが高いのかどうかを食中毒予防の観点から検証してみましょう!

(食中毒についての基礎知識は別記事を参照してください)

作る時の食中毒リスク

厚生労働省が発表している食中毒予防に関する資料によると、食中毒が起こりやすいタイミングはいくつか存在します。

そのうちの一つが、“料理を作る時”です。

原因の多くは食材の外から運ばれます

食中毒の原因の多くは、細菌やウイルスが食品に付着し、体内に運ばれることです。

料理を作る時に手や調理器具が食中毒の原因菌(またはウイルス)で汚染されていると、出来上がった料理に細菌やウイルスが付着してしまうおそれがあります。

作り置きおかずを作るときの特徴とリスク

作り置きおかずや常備菜を作る時の特徴といえば、

数日分のおかずをまとめて作ること。

複数のおかずをまとめて作る際、効率をよくするには並行調理が不可欠。

包丁・まな板・菜箸といった調理器具は、共通したものを使用することが多いでしょう。

調理器具のイメージ

その時にもしも手や調理器具が汚染されていたら…

複数のおかずが食中毒の原因となってしまうかもしれません。

まとめ調理を行う作り置きおかずや常備菜には、複数のおかずに食中毒リスクが広がるおそれがあるといえます。

保存する時の食中毒リスク

食中毒リスクがあるタイミングの2つ目は、“料理を保存する時”です。

食中毒の原因となる細菌やウイルスは、自然界に普通に存在しているものが多いです。

自然に普通に存在している時にはほとんど害がないのに、食中毒となると大きな害を及ぼすのはなぜか?

時間が経てばたつほど、細菌やウイルスは増えていきます

それは、食中毒が発生するときには原因菌やウイルスの数が自然界よりも増加しているからです。

少しなら体内に入っても大した被害が出ない細菌やウイルスであっても、量が多ければ食中毒を引き起こしてしまうというわけですね。

作り置きおかずを保存するときの特徴とリスク

細菌やウイルスは食品に含まれる水分や養分を使って、じわじわと増えていきます。

料理を食べずに置いておくと、時間経過と共に細菌やウイルスが食中毒発生ラインにまで増加してしまうこともあるのです。

作り置きおかずや常備菜はその名の通り、調理してから時間が経ってから食べるもの。

できたてのおかずを食べる時に比べて、作り置きおかずには保存時間が長く食中毒リスクが高くなりがちといえます。

食べるときの食中毒リスク

食中毒リスクがあるタイミング3つ目は、“保存した料理を食べる時”です。

食中毒リスクは、食品を手や調理器具で触るたびに上がっていきます。

度重なる盛り付けにもリスクはあります

保存した食品を食べるために保存容器から食品を出して盛り付けることでさえ、食中毒の原因を付着させるリスクがあるのです。

週末作り置きで1週間分のおかずを作ってしまう場合には、保存容器から食品を出す回数が多くなります。

その点で、出来立てのおかずを食べるときよりも、食中毒リスクが高いといえます。

まとめ:作り置きおかずは作りたてを食べるときよりも、食中毒を起こすタイミングが多い!

作り置きおかずが食中毒を起こすリスクが高いのかを検討しました。

作り置きおかずは出来立ておかずに比べて次のような食中毒リスクがあります。

リスク出来立て作り置き
作るとき1日分のおかずにリスク数日分のおかずにリスク
保存するとき保存しない保存する
食べるとき1回盛り付ける何回も盛り付ける

表にまとめてみると、作り置きおかずには食中毒を起こすタイミングが何度も発生することが分かります。

作り置きおかずは、出来立てを食べるときよりも食中毒ガチャを引く回数が多いのです。

つまり、同じように調理しても相対的に食中毒になりやすいといえます(必ず食中毒になるとは限りません)。

作り置きおかずや常備菜を調理して食べる際には、作り立てでおかずを食べるときよりも食中毒予防策を徹底する必要がありそうです。

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