クリスタにて、誰でも手が描けるペンを作りました。
今回はプロトタイプなので、アセットストアで無料公開しています
- クリスタで「お手手ペン」を無料公開したよ
- お手手ペンは簡単に手が描けるペンだよ
- お手手ペンの使い方は3ステップあるよ
お絵描き初心者の味方 お手手ペン

お手手ペンは、簡単に手が描けるようになることを目指して作られたカスタムブラシです。
お絵描き初心者の最初の壁といえる「手が描けない問題」を手早く、簡単に解決できます。
クリスタのアセットストアでは、指がきれいに描ける指ブラシ(別作者さんによる)というブラシ素材が公開されています。
お手手ペンは指ブラシに挫折したことがきっかけで作られました。
ダウンロードする方が素材に期待することは似ていると思われますが、使用感は異なっています。
指ブラシは中級者以上向け
指ブラシは説明書きに書いてあるように、
きちんと感のある指を簡単に描けるブラシです。
(中略)
手の描き方をある程度理解している中級者向けです。
https://assets.clip-studio.com/ja-jp/detail?id=1731686
手を自力で描くことができる人が、一定以上のクオリティを維持するために使用することを想定しているようです。
きれいな線で描かれた指が描けるので、時短しながらきれいな指を描きたい人には大変便利なブラシです。
しかし、指以外は描けないため、手のひらは自分で描く必要があります。実際に使ってみると親指のくっつけ方が難しく、手の描き方がイマイチわからない人には使いこなせないブラシでもあります。
くわしくは、以下(別サイト:togetter)を参照。
指を描くのが苦手な絵師さんへ。指がめっちゃ簡単に描ける「指ブラシ」が話題に!「チート」「大革命児」使ってみた人の感想は?
お手手ペンは初心者や手が描けない人向け
指ブラシに対して、お手手ペンは初心者や手が上手く描けない人の使用を想定しています。
手のひらの筋肉と繋がっている親指と小指を手のひらと一体的に描くことができ、手の構造への理解度がイマイチでもなんとなく手が描けてしまいます。
指ブラシが難しすぎて挫折した(筆者のような)方にシェアしたいペンとなっています。
お手手ペンの使い方

お手手ペンは3つのステップで手が描けるようになっています。
ツール切り替えも3回だけなので、難しい操作はムリ!という方も気軽に試せます。
お手手ペン5本セットの一覧
- 親指ペン
- 親指ペンガイド付き
- 小指ペン
- 小指の下ペン
- 長い指ペン
お手手ペン ステップ①親指を描く
まずは親指ペンで親指から手のひらまでを描きます。
親指ペンは点線ガイド付きもあります。手に表情を出したい人はそちらを使ってください。(ガイドは水色なのでモノクロ化すると色が飛びます)

お手手ペン ステップ②小指・小指下を描く
親指が描けたら、小指を描きましょう
- 小指がまっすぐなら、小指ペン
- 小指が曲がっているなら、小指の下ペン
ポーズに合わせてペンを選択したら、下の画像のように小指と手のひらを描きます。
親指下の手のひらに小指下の手のひらが重なるようにします。

なぜ小指を2番目に描くかと言うと、親指と同じく、手のひらを構成する大きい筋肉と繋がっている指だからです。
親指下の筋肉と、小指下の筋肉を描いてしまうと、手のひらのシルエットはほぼ全て描き終わります。
自力で1から描くときはなかなか描きにくい順番ですが、専用ブラシならこの順番が最適というわけです。
お手手ペン ステップ③残りの指を描く
親指と小指の下の手のひら部分が描けたので、あとは良い感じに残りの指を描いていきましょう
手のひらの上部分にガイド線を引くと上手く描けます
長い指ペンは緩い角度なら、そのまま曲がった指を描くことができます。
また、ペンの合成方法を通常にして、上から描くと上手く重なります。曲がった指などは関節単位で描くことも可能です

お手手ペンで描けた手の絵は、クリップスタジオアセットストアの規約に基づいて使用可能です。(つまり、クリスタのガイドラインに従っていれば商用・非商用問わず使える)
自分の描きたい手のたたき台として、使ってみてください。
- アタリや下書きにする
- ベクター化や自由変形・メッシュ変形を駆使して加工→清書にそのまま使う
- 写真を見ながら手を描く練習に使う
…など!
改良版も開発中です
現在公開しているお手手ペンはプロトタイプです。もっとサッサと簡単に手が描けるように改良していく予定でいます。